最近の3つ(くらい) 小林エリカ

Yutaka Kikutake Galleryのアーティストたちに近況の報告日記をお願いしました。
読んだ本、聞いた音楽、美味しかった食べ物、そして、作品制作のこと。それぞれ多くて3つくらい、ご紹介します。
第2回目は小林エリカさんです。

いま読んでいる本

おおきな森』 古川日出男

息吹』 テッド・チャン、大森望訳

聞いている音楽

FKA Twigsの音楽に合わせて娘と夜中にダンスしています。

行われなかった聖火リレー, 「Jヴィレッジ」 東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが開始される予定だった地, 2020年3月26日

美味しかったもの

みもっと」のタイ料理テイクアウト

面白いできごと

生卵をお酢に1週間漬けると卵がボールみたいになる科学実験をやったこと。

行われなかった聖火リレー, 「Jヴィレッジ」 東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが開始される予定だった地, 2020年3月26日

アーティストについて

小林エリカさんは、1978年東京都生まれ。2007年-2008年、アジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でアメリカ、ニューヨークに滞在。現在は、東京を拠点に活動しています。

目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛け、発表形式は、小説、漫画、ドローイング、写真、映像やそれらを複合的にまとめ上げたインスタレーションと、とても多彩です。どの作品でも、フィクションとドキュメンタリーの要素が、私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間で行き来する光景を追体験できるようで、誰しもの日々のかけらへとリフレクションするものを持っています。

2019年の夏に東京の国立新美術館で開催されたグループ展「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」にて発表した大きなインスタレーション作品「彼女たちは待っていた」は、予定されながらやって来ることはなかった1940年の東京オリンピック、そして、第二次世界大戦下での核エネルギーをめぐる複層的な動きをテーマにし、反響を呼びました。オリンピック、核エネルギーと、歴史のなかで繰り返されるうねりのなかに、まさに今現在もいる私たちにとって、とても大切なアプローチが作品全体に潜在しているものでした。

5月7日発売予定の文芸誌「群像」(講談社)にて「脱皮」というタイトルの100枚くらいの小説も発表予定です。
是非ご覧ください。