谷口住職のほろ酔い日記(雑記)


「何、特別なものはないさ」


仏は創造神ではなく、ただ単に自然界の摂理を発見したもの。
故にとかく宗教というカテゴリーに属するのか分からない時がある。
だから、神秘的に思われることは不可解なのであるが、
自我が欲張りだからそうなってしまうのでしょうね。
何、特別なものではないのです。

アートも同様で、特別なものではないものでしょう。所詮そういうものです。
特別にしてしまうのは、人間の自我欲の塊でしかありません。ご安心を。

2022.01.27


谷口昌良
長応院住職。空蓮房房主。写真家。
作品集に『写真少年』シリーズ、写真家・畠山直哉との共著書に『仏教と写真』(赤々舎刊)、最新作に谷口の写真に詩人・石田瑞穂の書き下ろし詩作の入った詩画集『空を掴め』がある。

疾駆のブログでは、谷口さんの写真家としての歩みについてのインタビューも掲載しています。