Vol.1

創刊号では、日本最東端の地・根室を特集。
1万年前から変わることのない自然環境を土台に、現代の様々な要素を取り入れながら
新しい生活の姿を生み出そうとする動きを取材しました。
特集と連動した連載記事を通して、多角的に取材地の魅力を紹介。
その他、暮らしを彩る服飾や花の魅力を紹介する連載等、多数の記事を掲載します。

根室の取材には写真家の吉野英理香が同行。根室の魅力を掲載写真が一層引き立てます。

その他にも多数の連載を掲載します。

「ロ・サンジンシリーズ」
「美食」とはなんでしょうか?
編集部が取材先で仕入れた特産品や、珍しい食材をレストラン「BEARD」に届け、
シェフ原川さんに即興で料理を創作してもらう。様々なゲストと共にお酒を飲みつつ、
時には調理を手伝ってもらいながら、できあがった料理をみんなで食べる。
「食」にまつわる色々を語らいます。

「まなざしのはじまり」田中義久
取材先で入手した色々な素材を通して、その土地固有の印象を生み出す要素を検証。
その土地の在り方をユニークな視線から紐解きます。

「書物の周縁、周縁の書物」古賀稔章
取材に行った地域に、書物を通して思いを馳せる。現地へ出向くのではなく、書物から世界を知ること。取材を通して知りえたことと、どのような違いが生み出されるでしょうか?

「良口雑言」保坂健二朗
世界中をかけまわるキュレーターが、各地で目にしたこと、聞いたこと、感じたことから
アイデアを得て、悪口ならぬ、「良口雑言」を投げかけます。アートはもちろん、デザインや建築、食など幅広い視点から、現代社会のより良い姿を提案します。

「けわふもの|化粧と建築、あるいは絵画」鈴木俊晴
「けわう」とは「けわい」つまり「化粧」をすること。それと建築、あるいは絵画についての読みものです。

「空間感」安東陽子
布をまとうとは、どういうことでしょうか?
揺れたり、折れたり、光ったりして、しなやかに空間を彩るテキスタイル。私たちの暮らしになくてはならない「布」の魅力を紐解きます。

「住む、の色々」
様々な方の自宅にお邪魔する。住空間というプライベートな場所には、「暮らし」があり、
「人」そのものがありありと存在しています。住人の考え方や暮らしの知恵、そして、こだわりが凝縮されている場所だからです。それらを知り、発見することで、見慣れた街や職場、電車の中の景色や、自身の暮らしそのものを、ちょっと柔らかな視点で見直すことができるかもしれません。暮らしへのヒント集です。

「ここまで、ここ、ここから」
「人」の姿に迫る。モノ・コトを作り出す「人」にスポットライトを当て、
これまでのこと、そして、これからのことをうかがいます。

「遠くの羽音」村瀬恭子
ふと目をとめる。すっと心に浮かぶ。気づけなければ、流れていきそうなもの。
時間の切れはしが、日々を彩ります。ドイツ・デュッセルドルフ在住の画家・村瀬恭子が日々の暮らしの断片を写真と文章で綴ります。

「Flourish」田口一征
植物とともに暮らす。植物を見つめなおし、現代を生きる私たちの暮らしと植物との
関わり方を、改めて探っていきます。口に入れる食事のように、身にまとう衣服のように、
植物を私たちの感覚にもっと引き寄せる、ちょっと実験的な暮らしへの眼差しです。